読書して感想を述べたり、文にしたり、聞かれたくない人に聞かれたり、見てほしくもない人に見られたり、本を読んだ感想で誰かをハッピーにできたりするかも。琴線に触れる、ただただ興奮する、胸を打つ?紹介してもらう本が良かっただけで、その人の印象がガラッと変わったりするねえ~。2019年に読んだ42冊を紹介します。覚えてるかな~
全42冊
・リトル・バイ・リトル 島本 理生
・革命のファンファーレ 西野亮廣
・舞台 西加奈子
・羊と鋼の森 宮下奈都
・チルドレン 伊坂幸太郎
・教団X 中村文則
・窓の向こうのガーシュウィン 宮下奈都
・通天閣 西加奈子
・サラバ 西加奈子
・舟を編む 三浦しをん
・しんせかい 山下澄人
・スクラップアンドビルド 羽田圭介
・共食い 田中慎弥
・穴 小山田浩子
・百年泥 石井遊佳
・大和維新 植松三十里
・異類婚姻譚 本谷 有希子
・劇場 又吉直樹
・悪の教典 貴志祐介
・鍵のない夢を見る 辻村深月
・火星に住むつもりかい? 伊坂 幸太郎
・西加奈子 炎上する君
・板尾創路とピエール瀧の考える文化
・銃 中村文則
・鹿男あをによし 万城目学
・ザ・ロード コーマック・マッカーシ
・誰かがたりない 宮下奈都
・さよなら、ニルヴァーナ 窪美澄
・ふがいない僕は空を見た 窪美澄
・春秋の雨 ニシタケシ
・キッズリターン 北野武
・泥の中を泳げ 吉川圭三
・しずく 西加奈子
・チョコレットオーガズム 野中柊
・松本人志の怒り赤版 松本人志
・無人島に生きる十六人 須川邦彦
・首折り男のための協奏曲 伊坂幸太郎
・松本人志の怒り青版 松本人志
・素晴らしき吉本芸人たち 前田五郎写真館
・無人島に生きる16人 須川邦彦
・15少年漂流記 ジュール・ヴェルス
・モンスター 百田尚樹
3位 大和維新 植松三十里
解説と見どころ・・・かつて奈良県は廃藩置県に伴う統廃合で大阪府へ吸収合併されていた!!「大和の誇り忘れるべからず」。安堵町出身の若き今村勤三・富本憲吉・今村荒男があれる明治の時代を駆け抜けるお話。
奈良の高校生には是非読んでほしい一冊。奈良県出身ではない私ですが、奈良に居所を構えて5年ほど。大和の誇りは今だ分かりかねますが、【縁】と【行動】が未来を開き、今の奈良を形成しているんですね~。一気に読めますよ。
2位 サラバ 西加奈子
解説と見どころ・・・第152回直木賞受賞作品。 著者初の「長編小説」であるサラバ!異国で生活する家族に吹く微弱な変化と帰国した家族に吹く微風が家族とは。友人とは。心の中の空洞は唯一依存という概念で主人公を苦しめる。あふれる涙は一体なんの涙だろうか・・・。
家族。異国。変化。心を描写する言葉のリズム。下巻の序章からの疾走感。この読書感想文かけたら、コンクール一等賞とれるでしょうね。私はまったく書けないです。言葉にできない!!サラバ!!!文庫よりハードカバーの上下巻をお勧めします。下巻からの疾走感は半端じゃないです。著者のテンションが文字から踊って伝わってくる感じ。
1位 羊と鋼の森 宮下 奈都
解説と見どころ・・・第13回本屋大賞に輝いたピアノ調律のとりこになった一人の青年の物語。ひたすら音と向き合う主人公は、個性豊かな先輩たちや双子の姉妹に囲まれながら、成長していく。
質感がたまらなく良い。霧の摩周湖で聞こえる鳥のさえずりのような、音が本から溢れるような。普段お目にかからない調律師という仕事に触れることもでき、わざわざ調律師を目当てに海外の有名ピアニストが田舎の小さな町でコンサートを行う意味合い。地方の一つの光を見る内容にもなってるなあ~と。
ということで、大和維新、サラバ、羊と鋼の森というベスト3でございました。読書っていつどこで、どういう雰囲気でタイミングで。って重要ですね。私はもっぱら通勤電車の40分の往復を利用して読書に励んでます。車移動が多かった一昨年から電車移動が多くなり読書の時間が増えました。
羊と鋼の森の作者、宮下奈緒さんの作品と出会えたこと、この人の【窓の向こうのガーシュウィン】とかもめちゃ面白かった。額縁の装丁師つう職業て。炊飯器の米の炊きあがりの描写とか唸ります。西加奈子もさんもしかり【さくら】は親の立場で読むと、子育ての全部が詰まっています。浮きも沈みも子の葛藤も。【通天閣】は楽しく読めるし。昨年に読んだ本は女性の小説家が多かったですね。
高校生からすればバイト1時間で買えない値段の本ですから、お近くの図書館で借りて読むのが良いかもですね。
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