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石油ストーブの季節到来。デザインよりも性能と燃費が一番重要

石油ストーブの最新情報ですが、新しい石油ストーブではなく、4年目5年目の石油ストーブ事情。性能や燃費、芯の減り具合に、保存方法、寒くなる前に事前に室外で燃焼テストを行い、極寒、厳冬の2017年を暖かく迎えましょう!石油ストーブは乾燥しないので、冬場の乾燥対策にも効果あり!


 

 

我が家の石油ストーブ事情

 

 

 

■我が家の寒さ事情

奈良県奈良市の標高500mの山の中で生活しています。積雪もあり、昼夜の寒暖の差が激しく1月~2月には氷点下もザラ。石油ストーブを使用しない状態では室温は3度まで下がります。

 

 

■我が家の事情

ハウスメーカー施工の築20年ほど経過した建物。リビングにはペアガラスが入っています。石油ストーブを使用する場所はキッチンとリビングダイニング15畳ほど。寝室6.5畳の2か所。他の部屋も複数ありますが、1階部分をすべて暖めることは経済的に困難です。冬場のトイレと脱衣所は極寒!!ビールも廊下でキンキンに冷えます。

 

 

 

石油ストーブ

  

●左6畳~8畳用(木造住宅)使用年数3年

向かって画像左の石油ストーブは3年前に購入したんですが、主に寝室に使用している石油ストーブですね。11月からはほぼ毎日、4月の終盤まで使用します。約半年以上は欠かさず燃焼させている状況。

 

 

■燃費

燃費は良くも悪くもないんです。就寝前に着火して1日約12時間ほど燃焼させます。燃料タンク4Lの6割~7割ほど使用します。しかし、この燃費も温度調整レバーの位置で大きく変わります。部屋が暖まってきたら温度調整レバーを絞ることで、燃焼をおさえ、灯油の使用量を減らすことが可能です。

 

 

■重さ

重さは数キロほどですので女性の方でも簡単に移動できます。タンクを満タンにした状態でも10kほどでしょう(タンク満タンで移動させることはないでしょうが)十分に持ち運び可能です。

 

 

■耐用年数

現在3年がたち4年目の使用になります。180日×3年、外出時の消化、帰宅時の燃焼分を増やすと約600回ほど使用しています。芯の残も十分ありますし、4年目の冬も十分に使用できる感じです。

 

 

 

●右10畳~12畳用(木造住宅)使用年数4年

向かって画像右の石油ストーブは4年前に譲り受けた石油ストーブです。島根県の中山間地域での生活に重宝しました。主にッチンとリビングダイニング15畳ほどで使用しています。これ1台で真冬でも室温25度にギリギリ持っていけます。

 

 

■燃費

燃費は良くも悪くもないんです。先程の石油ストーブそうでしたが、燃費は自分次第でいくらでも伸び縮みします。1日約16時間ほど燃焼させます。燃料タンク7Lの6割~7割ほど使用します。しかし、この燃費も温度調整レバーの位置で大きく変わります。石油ストーブ最大のコツは、着火後、中のコイルが赤く染まったら、コイルの先から火が出ないようにすること!これをすると燃料の消費が非常に抑えれます(かつ温度は十分にぬくもる温度です)

 

 

■重さ

重さは10キロほどですので、若干重くかんじるでしょう。持ち手もワイドなので、女性の方だと動かしずらいかもしれません。男性ですと十分動かせるでしょう。

 

  

 

■耐用年数

現在4年がたち5年目の使用になります。180日×4年、外出時の消化、帰宅時の燃焼分を増やすと約800回ほど使用しています。さすがに芯の残が減っています。若干タール分の付着などで、芯ぬ出し入れがギコチナクなっています。しかし、今年もしっかりと活躍してもらいます。

 

 

●石油ストーブの仕舞い方と初動する場合

 

春になれば出番は激減しますので、石油ストーブを直しますが、完全に中の灯油を使い切ること!これが重要です。古い灯油が残っていると、タール分などが付着して、芯にタール分が付着し、最悪の場合、芯が戻らずに消化できない!!といった恐ろしいことになります。

 

 

初動する場合は、まずホコリや掃除を行い、灯油を入れます。灯油は前年の灯油は使わないようにしましょう!イコール前年の灯油は前年のうちに、春先に使い切る!ということです。着火前に芯の出し入れと、温度調整レバーの動き、緊急消化が可能かどうか、確認したうえ、室外で火をつけてみましょう!火をつけるのは灯油が芯までしっかり吸い込まれていることを確認してから!(触ると湿ってます。)タンクに入れてから10分ほど放置しておくだけでOK。

 

 

 

●実は不要な電池式着火

大体の石油ストーブには後ろに電池を入れる場所があって、ガスコンロのように、スパークさせて直接、石油ストーブに点火する機能があります。一見便利で、確かに便利なんですが、一つ弊害があります。スパークさせる個所が毎回同じ場所なので、そこだけ芯が焼けてしまう!焼け落ちた場所にスパークするので、点火できない!といった具合になります。

 

 

1年持たずに芯が焼けてしまうこともあるので、この機能は使用しないほうが良いかと思います。チャッカマンで点火することをお勧めします。

 

 

 ●換気

これは必ず行いましょう。就寝の際に使用するときは、障子の穴を少し多めに開けたり(笑)1か所ほど換気用に剥がしても良いでしょう。暖かい代償が1酸化中毒で昏睡なんてのは最悪です。夜中にトイレで起きてしまう人は自然と空気の入れ替えできますね。

 

 

石油ストーブと共に必要なグッズ

 

 

■石油ストーブ用の柵

お子様のいる家庭では絶対に必要です!触るな!近づくな!といっても触れてしまうことがありますからね。確実に触れないように、石油ストーブを柵で囲んでください。組み立て式なので、使用しないときは押し入れにでも入れておけばスペースの邪魔にもなりません。

 

 

 

■チャッカマン

先程も説明したように、チャッカマンで点火するのが一番良いです。安いものであれば100円均一でも購入できます。しかし、チャッカマンも実は質の良いチャッカマンを使用することで、石油ストーブの点火以外にも、夏は花火やバーベキューなどにも活用できるので、100円均一のチャッカマンよりは数百円大目に、少しいいチャッカマンを購入するのが良いでしょう。

 

 

■ヤカン

石油ストーブ最大のメリットは、天板で湯が沸かせる!という具合ですね。お湯だけでなく、みそ汁の調理や、蒸す調理も可能です。調理もでき、冬場の乾燥する季節にも適度な湿度を与えてくれるので、喉のカスレや、細菌やウイルスにたいする自己免疫が活発になります。ヤカンなどを置く場合は、空焚きにならないように注意しましょう!就寝前には満タン入れておくことが重要です。

 

 

■灯油タンク

18リットルと20リットルの灯油タンクが主流です。水色や赤色をしており、ホームセンターで600円程度で購入できます。我が家では灯油タンクは3つ用意しています。冬場になるとフル稼働しますので、1週間に2タンクほど使用することもあるので、常時灯油タンクに灯油を用意しています。18リットル1300円ほどでガソリンスタンドで購入しています。もう少し安くなってくれればいいんですが。

 

 

■灯油差し

ドクター中松さん発明で有名な赤のポンプ。灯油タンクに差し込み、石油ストーブのタンクに入れるという単純なアレ。100円均一でもホームセンターでも購入できます。電動の灯油差しもありますが、手動で十分です!使い方を正しくすると、力も時間もかかりません。灯油タンクを30㎝ほど高い場所においておくだけです。あとは自然流下でタンクにたまりますので!!

 

 

■ゴム手袋

灯油のにおいが苦手な人や、灯油のついた手が嫌い~なんて人も多いでしょう。灯油臭いですからね~。手についたら揮発しますので、手の油分などを奪い取って、手荒れの原因にもなりますね。ゴム手袋用意しておきましょう!

 

 

と、用意するものが意外に多いですが、お近くのホームセンターで石油ストーブと付属品全て売ってますのでまとめて購入しておけば、買い物が一回で済みます。車の無い方はトラック借りて持ち帰ることも可能ですね。

 

 

わざわざ見て買うほどのものではない!という方は楽天でもamazonでもお好きなECサイトから購入すれば、ポイントも貯まりますし、家まで届けてくれますからね。楽ですね。

 

 

 

 

 

 

石油ストーブのある生活

 

    

暖房にはエアコンや石油ファンヒーター、ガスファンヒーター、こたつ、床暖房、電気カーペット、薪ストーブなんて、様々な暖房器具がありますね。いずれも何かしらの燃料(電気ガス油、木材)を熱に交換することで室内を温めるわけですね。

 

 

エアコンでスマートに、ガスファンヒーターで手早く、薪ストーブで癒しも。なんて暖房器具それぞれに良さがあると思うんですね。石油ストーブの良さは、暖房機能の他に、加湿ができること、調理ができること、本体価格が低コストであること。ですね。

 

 

いかんせんマンションやアパートでは使用することが禁止されている場合もありますが、一軒家ではやはり石油ストーブを使用している家庭が多いんですね。温まり方が違うんですね。部屋全体がまんべんなく、温まるんです。

 

 

朝起きて、石油ストーブに着火した時の石油の香り。冬の冷気を部屋全体に換気させ、しばらくしてから窓を閉める。一服しに外へでて、帰ってくれば、ほんのり暖かい。いやあいいですね。

 

 

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