給食に異物混入が続出！味は不味くないが、マズイ調理現場が浮き彫りに

福岡県田川市では中学校給食で異物混入が報道されました。神奈川大磯町の中学校給食が不評で大量の食べ残されているとのニュースを受け、全国的に学校給食の問題が浮き彫りになってきました。果たして食育を標榜した悪徳業者と行政の管理指導体制の脆弱化が起因する問題なのか、はたまた防ぎようのない問題なのか、問題にするほどのことなのか。勝手な視点で検証していきましょう。

福岡県田川市の給食に関する事業者選定

という具合で、先週話題になった、まずい給食を出すことで有名になってしまったエンゼルフーズ株式会社さんが提供していた神奈川県大磯町と同じプロポーザル方式での選定されたようです。価格のみでなく、衛生管理能力を審査したけども、今回のような異物混入が認められたということですね。で、田川市の中学校の生徒数と職員の給食の数はいったいいくつ提供されたのか？

１３００人の給食を日々提供してるんですね。１３００人の給食を作る能力がある企業を探すのも大変ですわね。１３人の調理を任されても結構ヒイヒイ言いますね。実際に。で、実際どんだけの委託料が支払われたのか気になりますね。

１食あたり、５５０円ー２２９円（食材費）＝２２１円の粗利。そこから人件費や配送費や営繕、など必要経費を引いていくと～手を挙げて、選定された業者さんは、健全な経営ができるのでしょうかね。ほかにも別口で一定額の支払いなどがあるかはナゾです。ただし、田川市立弓削田小学校外3校給食調理等業務という事業においては、

ということらしいです。正直、安いのか高いのか全く見当がつかないですね。まあ中学校の一食当たり５５０円ですから、小学生だから３００円で！ということはないでしょうね。およそ５５０円に近い金額。

 神奈川県大磯町の給食がマズイ件の内部リンク

【引用元】  

田川市中学校給食調理等事業者選定実施要領から引用。PDFが開きます

田川市立弓削田小学校外3校給食調理等業務委託事業者の決定についてから引用。

異物混入は防げるのか？

結論から言うと限りなく透明に近いブルーですね。９９％無理でしょう。異物は混入するものという前提も必要な世の中なんですよ。

簡単なんですね。給食を食べる子供たちが、エンドユーザーと考えて配膳されるまでの流れを考えると

食べる→配膳（混入）→配送（混入）→調理（混入）→食材仕入れ（混入）→生産出荷（混入）

とまあ、食べるまでに幾つもの人の手を介しているわけで、どの時点で異物が混入したかわかりませんね。例えば、髪の毛。食べる直前まで混入するんですね。誰の髪かわかりませんで。ひょっとしたら自分の髪の毛かも知らないですね。

調理している人に問題があるように報道されますが、もっと深刻な問題があると思うんですね。実際の調理の現場はこんな感じでしょうかね。

とある調理場でのヒトコマ

「本日の給食はコロッケ、カレー、サラダです。調理員の皆さん、よろしくお願いします」

「さあ、張り切ってやりますか～。それじゃあまずは、カレーの具材を切るか～ジャガイモの芽はとって、傷んでるところも取り除いて～」 

 「あれ、主任！ニンジンの容器に異物入ってるわ。ほら」

「ほんとだね～。良く気付いたねこんな小さい破片。なにかしらね～マルチだね～マルチの黒いビニールだわこれ」

「ほんとですね～。最近多いですね～」

「多いよね～前は魚の煮つけで使う魚に釣針がついていたわね～つうか釣ってたのね！？て驚いたけどさ」

「私たちが意識高く目を光らせてるから異物混入を防げてるけど、例えば今日使うカレーのルウに異物入ってたら、正直お手上げですね」

「そうねえ～固形のものを調理するだけの場合は防ぎようがないね。この冷凍コロッケも一緒ね。」

「そうですね。調理といっても油あげるだけですから中身までは分かりませんね。でもこの業者はしっかり金属探知機や異物混入の防止はされてる業者って調理長が言ってましたよね。ねえ調理長？」

「あ、あ、ああ、そうだよ。工場も見学に行ったけど異物が入り込む隙間はないね。僕たちが頑張るべきは美味しい給食を子供たちに届けて、食を通して社会に貢献することだ、いつも異物混入に真剣に向き合ってくれてありがとう。あなたたちのような調理員さんが作っていることを知ったら、僕の子供たちも喜ぶよ」

「あれ、調理長子供いらしたの？中学生なの？」

「ほんと、全然知らなかったわ」

「そうなんですよ。もう中学生になりまして、ここで調理した給食を食べてるんですよ。美味しかったとか、美味しくなったとか、家で教えてもらってます。いまのところ好評ですよ。これも皆さんのおかげです」

「やだ～嬉わね。やっぱり美味しいっていってもらえるとやる気もでるわね。」

「ですね。でも神奈川県では給食がマズイらしき食べ残しが多いんですって、静岡や福岡では異物混入が多いってニュースでやってましたね」

「怖いよね～異物混入ははっきりいって、防げる、防げないがあるけど、不味い給食って何？ふざけてるわね。」

「そうよね～不味く料理するのってどうすればいいの？塩と砂糖間違えないとできないでしょう」

「わはははー。私一度それ家でやっちゃって、子供皆に怒られたわ～おかん、これ甘いんだけど！って怒鳴られたわ」

「たったっ大変です！！うちで出している給食に異物が混入しているとの報告が上がりました！髪の毛が混入している件数が４００件以上。髪の毛以外の混入は見当たらないので、現在原因を各所で調べています。内の事業所にも立ち入り調査が入る予定です！！」

「うちに限って、異物混入はあり得ません。まして髪の毛など言語道断！！立ち入り調査に来ていただく必要はございません！！」

「そうはいっても、可能性が０とは言い切れませんので、明日立ち入り調査に来られます！」

「みんな、調理帽を脱いでくれ」

「はい」

「ハイ」

「どうですか？これでも立ち入り調査の必要がありますか？」

「いえ、結構です。私からすべて報告させていただきます。」

「よろしい。わが調理部署に異物混入は皆無だ！！我らはすべての毛を処理している。下の毛もみるか？どうだ？」

「いえ、疑ってしまい申し訳ありません。それでは失礼いたします。」

「調理長かっこいいー」

「調理長さすがですね～」

「いや～皆が僕の方針に賛成してくれたからですよ。髪の毛は女性の命ともいえるのに、剃毛させてしまって。異物混入で疑われない為にこうするしかなっかったんですよ」

「いえいえ、調理長、実は夫に好評なんですよ。子供が成人してから、まったく私にも興味が無くなってたのに、剃毛してからやたらと興奮しちゃって」

「あらうちもそうなんですよ～。」

「いや、ありがとうございます。引き続き、異物混入の可能性がある原因を消去していきましょうね。」

「はい、頑張りましょう～」

「はい。頑張りましょう。あっレタスに虫がついてますわ。」

「あれ、牛肉に髪の毛が入ってますわ。」

「牛肉の加工施設に怒鳴り込みますか？髪の毛入ってるぞ～って。」

「で、加工施設の人も剃毛してたらどうする？」

「牛に怒鳴りますか？」

「いや、牛が怒鳴るでしょ！食べられるんだから」

「さあ、話はそこらへんにして、カレーの仕上げをしましょう。時間が迫ってきました。」

「はーい」

「はーい」

食中毒は絶対に起こさぬよう

百歩譲って、異物混入は許せます（異物の内容にもよるから、やっぱり無いほうがいいですけどね）が、給食がマズイなんてのはもっての他ですしね。食中毒だけは、絶対にあってはならないです。

調理の現場の人は頑張って仕事してくれてるはずなんですよね～給料もindeedで調べたら薄給な上に立ち仕事でしょう。

調理員

田川市

なんか良い方法ないですかね～給食調理。

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